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2019年7月1日月曜日

多汗症・わきが・体臭ケアに「プロスパス」


プロスパスは、胃・十二指腸潰瘍、夜尿症、遺尿症、多汗症の治療に用いる薬です。

プロスパスの有効成分であるプロパンテリン臭化物は、抗コリン薬と呼ばれます。神経伝達物質であるアセチルコリンの作用を遮断することで、さまざまな効果を示します。

アセチルコリンには消化管の働きを促進する作用があります。プロパンテリン臭化物がその作用を抑えることで、消化管の運動を抑制し、胃腸管・胆管・尿管の筋肉の収縮による痛みをやわらげたり、胃酸の分泌を減らして潰瘍や胃炎を改善します。

また、アセチルコリンには膀胱を収縮する働きがあるため、プロパンテリン臭化物がその収縮を抑えて膀胱の容積を増やします。頻尿・強い尿意・無意識に尿が出るなどの症状を改善します。

ほかにも、プロパンテリン臭化物は、汗腺を刺激して発汗を促すアセチルコリンの作用を抑えることから、多汗症の治療に用いられます。

プロスパスは、神経伝達物質であるアセチルコリンの作用を阻害する、抗コリン薬です。

◆効果
下記疾患における分泌・運動亢進並びに疼痛
胃・十二指腸潰瘍、胃酸過多症、幽門痙攣、胃炎、腸炎、過敏大腸症(イリタブルコロン)、膵炎、胆道ジスキネジー
夜尿症または遺尿症
多汗症

◆用法
通常、成人には1回1錠(プロパンテリン臭化物として15mg)を1日3~4回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。

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