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2020年5月25日月曜日

ダイエットに加え、糖尿病や高血圧症などの予防効果も「オルリファスト」


1.使用方法
オルリファスト(Orlifast)の推奨摂取量は、1日3回、1回120mg(1カプセル)とされています。食事中または、食後に服用するのが効果的です。但し、脂肪分を含まない食事の際は服用しないでください。

2.特徴
主成分Orlistat(オーリスタット/オルリスタット)は、食事により摂られた脂肪分を腸で吸収されるように脂肪を分解する消化酵素「リパーゼ」の働きを阻害します。リパーゼが不活性となることにより、食べ物に含まれる脂肪は、腸に吸収出来る脂肪酸やモノグリセリドに分解されずに、余分な脂分30%を吸収せず体外へ排泄します。摂取した油分をカットするため、糖尿病や高血圧症などの予防効果にも役立ちます。

3.副作用
便意の回数の増加やおなら、急な便意などが見られます。有効成分オーリスタットの作用でベータカロチンやビタミンA・D・E・Kなど脂溶性栄養素の吸収が減少します。


Orlifast(オルリファスト)は、有効成分のオルリスタット(オーリスタット)を含有した肥満症治療薬です。食事を抑えるのではなく、体内での脂肪の取り込みを阻害するため、大きな食事制限なしで脂肪の摂取を抑えます。

Orlifast(オルリファスト)に含有されている有効成分のオルリスタット(オーリスタット)は、脂肪分解酵素の働きを抑制することで、食事中のおよそ30%の脂肪分を吸収せずに、そのまま体外へ排出させます。油っぽい食事で摂った脂肪分を体内で吸収することなく、便として直接排出させる薬剤です。そのため、油性便・脂肪便などの症状が現れることがあります。

オルリスタット(オーリスタット)は、米国および英国で承認されており、多くの方の肥満治療に用いられています。


◆効果
肥満症
(BMI≧30kg/m2、または危険因子を伴うBMI≧28kg/m2の患者)

※上記は、英国での適応です。
※本剤は、日本国内で適応がないため、使用前に必ず医師・歯科医師・薬剤師にご相談ください。
※効果には個人差がありますことを予めご了承ください。
◆用法
通常、成人に対して、食直前、あるいは食事中、食後1時間以内にオルリスタットとして120mg(1カプセル)を1日3回、毎食時に経口投与する。

※上記は、英国での用法・用量です。
※本剤は、日本国内で適応がないため、使用前に必ず医師・歯科医師・薬剤師にご相談ください。
◆注意事項
飲み忘れに気付いた際は、食後1時間以内の場合に限り、思い出したときすぐに服用してください。
※2回分を一度に服用しないこと。

体重の減量は、ほかの薬剤の服用量などに影響を与えます。
本剤の効果を最大限得るために、医師によって推奨された栄養プログラムを併行してください。栄養プログラムの詳細については、医師へご相談ください。
本剤による治療12週間後で体重を5%以上減量できなかった場合は、服用を中止してください。
本剤は、脂肪便・油性便を引き起こすことがあります。
本剤の服用を中断すると、48~72時間以内に糞便中の脂肪含有量は治療前の水準にもどります。
高脂肪含有食品を摂取した場合、脂肪便・油性便の頻度を増加させる可能性があります。また、脂肪分は3回の食事へ均等に分けて摂取してください。
食事を摂らなかったり、食事に脂肪分が含まれていない場合は、本剤の服用をとばしてください。
経口避妊薬による避妊は、本剤による重度の下痢のため、失敗する可能性があります。追加の避妊方法を推奨いたします。
本剤の服用は、慢性の腎疾患を患っている方の、腎結石に影響を与えます。

■以下の方は本剤を使用しないでください。
オルリスタット(オーリスタット)、あるいは本剤含有成分に過敏症の既往歴がある方
慢性の吸収障害疾患を患っている方
胆汁うっ滞のある方
授乳中の方

◆副作用
頭痛、腹痛、腹部不快感、瀉下(下痢)、鼓腸(腸内ガスの増加)、油性便、脂肪便、水様便、低血糖(2型糖尿病罹患者において)などの症状が現れる場合があります。
その他、なにか異変を感じた際は速やかに医師の診察をお受けください。

◆成分
Orlistat 120mg

オルリスタット(オーリスタット) 120mg
◆商品別名(日本名)
ゼニカル(ロシュ)、alli(グラクソ・スミスクライン)

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